“金波寒月”酒蔵改修プロジェクト、始動!
常陸太田市里美地区の文化の中心地、折橋町の方々と取り組んでいる活動についてご紹介します。
(金波寒月入口)
折橋地区には、約300年前に建てられ、50年前までお酒を造っていた“金波寒月(きんぱかんげつ)”という酒蔵があります。
旧里美村時代の村長のお宅でもあったこの場所で、
地下から水を汲み上げ、毎年美味しいお酒が造られていました。
現存する酒蔵の内部には、昔酒造りに使っていた大きな樽や麹箱、
使わなくなった火鉢や洋服などの生活用品、書籍なども所狭しと積み上げられていて
ここだけすっかり時が止まってしまっているかのような『静』の空間が広がっていました。
長島が、地域おこし協力隊で里美地区に移住した2011年当初からお世話になっている折橋町の方々。
「あの酒蔵、何とか利活用したいんだよなぁ」
お酒の席でご一緒しては、そんな話が良く出て来ていました。
「例えば、ゲストハウスにしたりとか、何か体験メニューができるように改修して、あの立派な酒蔵を、里美地区の財産として、きちんと残していきたいですよね」
そんなやり取りから早4年。
「酒蔵、本当にやってみます?」
そんな問いかけに、
「よし、やってみるか!」
と、いつでもどこでもひたすらに前向きで、「まずは自分たちが楽しまないとね!」そして「やるとなったらとことんやる!」という心意気でいてくれるおっちゃんたち。
『時が止まったままの地域の文化財、酒蔵を活用して、地域に賑わいを取り戻したい』
そんな想いで、とうとう始動し始めた『金波寒月酒蔵改修プロジェクト』。
さて、これからどんな素敵な展開が待っているのでしょう。
(ひたすら前向きな折橋町のおっちゃんたちとパチリ。改修前の酒蔵入口にて。)
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