里美で働く

それでも耕し種をまく

震災から1週間と2日。


余震が頻繁にあり、昨日の夜は震度5の強震でちょっと焦った。


 

 東北の状況とくらべれば、屋根の下で布団を敷いて眠れるだけでも状況は良い。



 ライフラインも、ガソリンが不足しているだけでそのほかは復旧した。



 こどもたちは余震に怯えつつも、元気に遊んでいる。

 

 だけどあの日以来、自分のなかで何かが違っている。

 生きているというよりも生かされているという思いがいつも心の片隅にあるのだ。



 地震の直後も、星は無邪気に輝いているし、朝になれば小鳥がさえずり、季節の花はいつもどおり咲いている。

 自然は何もかわらない。

 自然と人間の共存なんておこがましい。自然の営みのなかでは、人間は圧倒的に無力だ。



 それでも、僕たちは生きている。



 いつものように、畑を耕し種をまく。



 この地に生きる民として



 

 

 結球しなかった白菜につぼみがついてきた。ありがたく頂く。



 

 厳しい冬を超え、アシタバが動いてきた。



 

 三寸人参の種まき。


 

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