里美を知る

巣立ちのとき

くもり

6月7日にキセキレイの雛を見つけてしまってから約2週間。

そのあいだ子育ての邪魔をしないようにそっとみていた。
野性のしかも弱きものの成長の早さに驚きを隠せない。外敵に見つかって襲われる前に早く巣から離れようとする本能なのだろうか。

親鳥も雛に餌を与える時は巣があることを外敵に悟られないように慎重に巣に近づいてくる。

6月7日

発見当時の雛たち。

写真を拡大し確認したら5羽いた。

目も開いてない

産毛もあまり生えていない。

 

6月13日

仕事の都合で1週間ほど観察できなかったが久しぶりに見て成長の早さに驚き。

巣からはみ出るほどに体が大きくなりくちばしや目などもキセキレイらしくなっていた。


6月14日8時

1日でこれほど変わるものか。

ふわふわの産毛は抜け、成鳥と同じような羽毛が生えている。

時折巣から出ようとする仕草。もしかして巣立つも近い?

その日の11時30分頃1羽の雛が巣から出てきた。

いよいよ巣立ちのようだ。

8時のときよりも更に成鳥に近い凛々しい姿。

親鳥が近くでさえずり、巣立ちを見守っている様。

邪魔をしないようにそっと離れた。

 

6月16日

空っぽになった巣。

無事どこかに行ったようだ。

よく見ると壜の間に1羽挟まり息絶えていた。

これも自然の厳しさか。たとえ挟まっている所を見たとしても僕には何も出来ない。

 

その後のキセキレイ家族はどうしたろう。

電線やアンテナの上で囀るキセキレイの下のほうを木々の枝に紛れ込むようにして飛び交うキセキレイがいる。
あの親鳥と雛だろうか・・・・・だったらいいな。
 

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