里美で働く

火入れ

蔵のシーズンもクライマックス。
火入れの日がやってきた。


火入れは、この冬に出来上がった新酒(生酒)を酵素の失活と火落ち菌の殺菌をするために加熱処理し貯蔵タンクに移す作業。


この作業が終わると造りのシーズンも大体終わり。


蛇管と呼ばれるステンレス製のらせん状の管をお湯が沸いた釜の中に入れます。
蛇管の中を通ったお酒は、65℃前後に加熱され、蛇管から出てきます。


熱くなったお酒は、そのまま貯蔵タンクに入っていきます。


火入れの温度がちゃんと保たれているか、蛇管出口につけた温度計で常に監視します。(これが結構疲れる・・)


火入れが終わり、すっかり片付いた蔵。


蔵の外はもう春。一足先に河津桜が咲いていました。

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