里美で暮らす

28年ぶりの母校


 中1時代の恩師からの依頼で、講演会の講師をすることに。
 お世話になったブッチャー(当時のあだな)からの依頼、断るわけにはいかない。
 内容は「働いている人たちに聞く-そのやりがい・生きがい」
 うー、俺でも大丈夫なの?
 不安を抱えつついざ母校へ、さすがに里美から日立は遠い。
 遠いことを利用して公演内容をぼんやりと反芻。

 卒業以来一度も足を運んだことがなかった母校。実に28年ぶりの訪問だ。
 正門を入るとなんと旧校舎が改築され、フロアが吹き抜けのおしゃれ空間に。
 体育館もいつのまにか改築されピカピカに。
 時の流れを感じてしまった。

 玄関を入り控え室に入ると、そこにいたのは28年前と変わらないブッチャーの笑顔。
 懐かしい。
 人間歳をとると、いい思い出しかい浮かばないというが、まさしくそのとおり。
 あの頃のことが思い出されてきた。

 会場の体育館に案内されると、244名の1年生が真剣なまなざしで迎えてくれた。1学年で244名。里美中全校生徒の2倍じゃん!
 488個の眼差しが一斉にこちらに。緊張する。
 
 内容は、酒蔵の仕事と森林インストラクターについて。
 話があっちこっちで、みんな分かってくれただろうか。

 何とか話を終え控え室へ、思い出話に花を咲かせつつ時間がきてしまった。

 また何時か会える日を楽しみにしています。

 
 

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